2004年度紛争予防市民大学院「セミナーコース」の募集は締め切りました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

(1) 人材育成の必要性

 日本人が、紛争予防分野に進出しようとすれば、まずしなければならないのは、「急がば回れ」のことわざ通り、同分野における人材育成である。
 当センターは、紛争予防に関心を有する学生、社会人等の希望に応え、1999年以来「紛争予防市民大学院」を開催している。これは、紛争予防活動について大学院レベルの教育・研究・訓練コースを提供し、同分野における研究者或いは活動家の育成に寄与するだけでなく、将来広く各方面で活躍しうる国際人の養成に寄与することを目的としている。

流暢な英語で「スリランカ内戦」の講義をする
アムヌガマ駐日スリランカ大使と聴講する院生たち

院生OGの声
現在国連ボランティアとしてボリヴィアに
派遣されている石川智香子さん(第4期生)

 紛争に関わる様々な分野の第一人者である先生方のお話、異なる経験や専門知識を持ち真剣に人生のテーマを模索する受講仲間たちとの交流、そして貴センターから常に伝わってくる「人を育てる」ことへの意志と希望。
 市民大学院セミナーは、新しい視野が開かれ、自らを省み、次の一歩への励ましを与えられる、ほんとうに濃密な3週間でした。


(2) 「セミナーコース」「公開講座コース」

 紛争予防市民大学院は3週間の「セミナーコース」、5日間の「公開講座コース」、2カ月間の「海外研修コース」の3コースから成る。このうち「セミナーコース」では内外の一流講師36名から13名の院生が35科目49時限にわたり、紛争予防の「理論研究」「政策研究」「事例研究」の科目群ごとに研修を受ける。研修は当センター内で実施される。他方、「公開講座コース」は会場を有楽町の東京国際フォーラムに移して、100名を超える受講生が毎回聴講している。


(3) 「海外研修コース」


 「セミナーコース」修了者の中から選抜された院生5名が「海外研修コース」に参加する。スリランカの当センター海外研修施設でOJT(On the Job Training)による実践的研修を受ける他、紛争地域視察、現地紛争予防プロジェクト参加を経験する。またカンボジアでも当センター現地事務所の企画するフィールドトリップに参加する。

  1.2002年度紛争予防市民大学院「海外研修コース」地方視察日誌
2.2003年度紛争予防市民大学院「海外研修コース」研修日誌

NPA[地雷除去NGO]の技術者(中央)から
地雷除去方法の説明を受ける院生たち


(4) 活躍する院生OB・OGたち


 誕生して5年目と未だ歴史の浅い「紛争予防市民大学院」だが、すでに院生OB・OGたちは、当センター本部職員や海外駐在員の他、国連ボランティア、NGO並びにシンクタンク職員等として世界各地において活躍している。紛争予防・予防外交だけでなく、広く国際貢献の各分野の最前線で活躍する意欲と能力をもった人材として、各方面から高い評価を受けている。

更新日:2004/2/1 


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