Kinniya Girl’s Schoolでの仮設校舎開校式典 | 2005/08/01 | 日本紛争予防センターは、ジャパンプラットフォーム傘下で、スリランカNGOセワランカ財団と連携し、1月11日よりスマトラ島沖津波被災者の緊急支援事業を実施しています。2005年7月30日、支援先の一つであるトリンコマリ県Periyaththumunai村にあるKinniya girl’s schoolにて2棟の仮設校舎竣工を祝う式典が行われました。式典には、200人以上の学童と村教育長、コミュニティーのスタッフ、地元のマスメディアなど多くの人が参列しました。 | | 津波により半壊したEhutar V.I.D Primary school校舎。左端に見えるトイレの傾きにより、津波の大きさが推し量られる 2005年1月 | Kinnya Girl’s School内で、仮設校舎建設前に利用されていた臨時教室。屋根みの簡易な造りで、学童が授業に集中しやすい環境ではなかった。 | 津波で半壊したEhutar V.I.D Primary schoolは海岸線のすぐ近くにあるため、同じ敷地内に新たな建物を作ることができません。津波後のスリランカ政府の政策により、海岸線から100mまでの地域に新たな建物を建設することが禁じられているからです。被災後、約194名の生徒のうち、140名の女生徒は、同地区にある別の学校―Kinniya girl’s school―で学んでいます。しかし、同学校は、Ethtar V.I.D Primary School以外からも400名ほどの学校を失った生徒を受け入れており、臨時授業として時間帯によって学童の入れ換えを行ったり、日よけだけの青空教室を使ったりすることで対応していました。 そこで、当センターは、現地行政と校長の依頼を受けてKinnya Girl’s Schoolに、仮設校舎を2棟建設しました。この度の2棟の仮設校舎によって、より充実した授業の再開が可能となりました。また、当センターは校舎の建設だけでなく、机や椅子等の支給も行い、授業の再開を支援、促進しました。 なお、Ethtar V.I.D Primary Schoolの残りの男子生徒の受け入れ先は、収容力に余裕のあった男子校であったため、大きな問題もなく通常授業が再開されました。 | | 仮設校舎の概観。 | 仮設校舎教室内。 |
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| 式典では生徒たちによる踊りも。 | 式典に参列した学童たち。 | 当センターは、仮設校舎の建設のみではなく、生徒数が増えたことによる学校生活の環境の変化に対応するべく、特に、公衆衛生面での向上を目指して今後も当学校の支援を続けていきたいと思っています。具体的には、学童数に対して絶対的に不足しているトイレの建設(1600人の生徒・60人の教師に対して2室)、津波によって利用不可能になっている給水塔の建て直しを予定しています。 学校のトイレ数が少ないため、現在は近隣民家のトイレを利用しなければならない状況にあります。こうした状況は、半数以上の学童が思春期である中、精神的負担も大きく、プライバシーの保護の面からも早急に対応策を講じる必要があります。また、給水塔の利用が制限されていることも、重大な問題です。当センターはセワランカ財団と共に問題の解決に向けて日々業務を遂行しています。 式典終了後も、多くの学童から当センタースタッフへ喜びの声を拝聴することができ、大きな励みとなりました。現地スタッフ一丸となって今後も引き続いて支援を行う所存です。 報告者:渡辺 絵美子 |