超党派国会議員の訪日
2001/2/2

 JCPD は地元NGO のNPC (スリランカ平和協議会) とMOU を締結して各種プログラムを共催しているが、「スリランカ国会議員交流プロジェクト」もその一つである。

 このプロジェクトの目的は、シンハラ系・タミール系・モスレム系の国会議員を海外(スリランカ国外)に招き、中立的な静かな環境で相互対話を促進し、超党派合意を形成して、もって政府・LTTE 間の和平交渉の土台を固め、側面支援することにある。与野党の勢力が伯仲する現状下では、憲法改正にも絡む和平交渉を成功させるには、国会内での超党派合意を得る事が肝要であり、その点でこのプロジェクトの意義は大きい。

アムヌガマ灌漑大臣(右より3人目)を囲んで

 第1回目として超党派グループの中心人物中与党2人(現職大臣2人、内モスレム系1人)と野党2人(内ヒンズー系1人)の合計4人の国会議員の訪日が本年1月中旬に計画されたが、直前になって大臣1人が党内問題で参加不可能となり、与野党国会議員3人とファシリテーター2人の合計5人が1月13日に訪日した。

 一行はまず御殿場で内輪会議を実施した後東京に移動し、首相官邸で福田官房長官と、法務省で高村法務大臣(予防外交推進国会議員連盟会長)とそれぞれ面談した外、各種会合に出席した。

 スリランカ北東部に於ける政府軍と反政府LTTE との武力紛争は、ノルウェー政府の仲介により和平交渉実現に向かいつつあり、EU を始めとする国際世論もこれを支援しているが、スリランカとしてはアジアの大国の支援を求めており、隣国インドは勿論のこと、NO1.ドナーであり仏教国である日本の積極的関与を望んでいる。

 こうした状況下での今回のスリランカ超党派国会議員の訪日は、本来の目的と共に、スリランカ国会の超党派意見を日本側に伝え、スリランカ・日本間のパイプを拡大強化する上で大きな意義があった。

以上

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