JICA草の根技術協力事業:シリーズ第6号
―農村開発支援の紹介・クラチエ州―
2005/04/12

 日本紛争予防センター(JCCP)が、現在、国際協力機構(JICA)と実施している草の根技術協力事業「武器回収・農村開発事業」では、武器回収キャンペーンを通して、地方当局、地域住民からニーズを聞き取り、地域の現状を調査、検討し、地域に即した開発支援を実施しています。
 クラチエ州クラチエ郡は、首都プノンペンから北東315kmのところにあります。クラチエ郡内にある小学校の中には、校舎の老朽化が激しく、壁や屋根は穴が開いており、雨季には使用できない校舎があります。また、児童の増加により、校舎を新設する必要がありました。そこで教育環境を整備するために、小規模な2教室の小学校校舎を新設し、机・椅子などの教育備品を設置しました。

新設された校舎の前に記念樹を植える
設置した児童用机・椅子

 また、生活用水としての水が不足している地域が多く、住民達は水を得るために遠くまで水を汲みに行かなければならず、水の確保が困難な状況にあります。この作業は女性や子どもにとって重労働となっており、住民からの強い要望を受けて、村長、地区長らと話し合った結果、生活に欠かせない水を確保し、住民の生活環境が改善されるように井戸の設置を行いました。

設置した井戸で洗濯をする女性住民
設置した井戸に水を汲みに来る子ども達

報告者:寺西 悦子

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