アフガニスタン地雷情報
2002/9/2

 昨日の朝(9月1日)バグラム空軍基地付近での地雷除去作業中に事故がおき、4人が亡くなりました。全員MCPA(Mine Clearance Planning Agency: ローカルNGO)のアフガン人スタッフです。
 詳細はまだ聞き取り中ですが、地雷除去前のSurveyの段階で、MCPAの地雷原調査員が誤って対人地雷に接触、その場で死亡しました。爆風の威力がすごく、死体はばらばらに飛んだそうです。その死体を収容するためにMCPAスタッフ5人が乗車したDDG(Danish Demining Group:デンマークNGO、すぐそばで活動していた)の救急車が現場に入っていきました。救急車が通った道は、「地雷除去完了」地域だったのですが、実は道路の真ん中に対戦車地雷が埋まっていました。道路の真ん中だったため、今まで車が通行しても車輪と車輪の間だったため爆発しなかったようですが、遺体を収容し、方向転換しようとした救急車の後輪が対戦車地雷を踏んでしまいました。後輪で踏んだために救急車の燃料タンクにも引火、救急車は大破し、後方に乗っていた3人は即死しましたが、運転手と助手席に座っていたスタッフは奇跡的に命をとりとめました。しかし吹き飛んだ車の破片やガソリンなどで他の地雷除去員や住民たちもけがを負い、併せて20人以上のけが人が出た模様です。これはここ2年ほどで最悪の除去作業中の事故だとの事です。
 ハイテクで完全な地雷除去機械が開発されない限り、地雷除去員は地雷原を歩き、地雷を手探りで探知しなければならず、どんなに安全基準を厳しくしても、除去手順の管理が徹底していても、このような事故は起こってしまうのは避けられません。
 こうして命を賭けて地雷を取り除いていかなければ自由に歩ける国にならないというのは、現実とわかっていてもとても悲しいものです。

報告者:久保 拓人

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