第5回研究会

開催日時2007年4月19日(木)
タイトル平和構築と日本の国家戦略
講師小川和久氏 (軍事アナリスト、日本紛争予防センター理事)



 4月19日(木)当センター人材ネット関係者による第5回勉強会が当センター会 議室で開催され、講師の小川和久理事(軍事アナリスト)が「平和構築と日本の国家戦略」と題して概要次のとおり報告しました。

 「平和の実現(平和構築)に向けての日本の役割を考えるには、最初に日本の外交・安全保障構想を描き、そこにおける「平和創造力」(防衛力整備、援助外交など)と「同盟関係の選択」について、その位置づけを整理する必要がある。その構造から見たとき、日本の防衛力は外国を壊滅させられるような国家的な戦力投射能力を備えておらず、自立した軍事力ではない。  

 この防衛力の現状を踏まえるとき、日本の選択肢は、軍事的自立か、現状のさらなる国益への活用かに分かれる。だが、自立できない軍事力を日米同盟で補う形の現状の継続を日本政府が公式に表明すれば、日本は周辺諸国の懸念や反発を招かない環境のもと、必要とされる国際平和協力活動に自衛隊を派遣できるようになる。自衛隊の派遣によって平和構築の足場を固める日本の国際平和協力活動から生まれる信頼と評価が、日本の安全と繁栄を確かなものにすることは間違いない。

 以上の報告の後、参加者たちとの間で大層活発な意見交換が行われました。

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