第4回研究会

開催日時2007年3月14日(水)
タイトル治安と開発の統合—課題と優先順位
講師Owen Greene氏
(英ブラッドフォード大学平和研究学部・国際協力安全保障センター長)
配布資料PDFダウンロード



 3月14日(水)夜、当センター人材ネット関係者による第4回勉強会が当センター会議室で開催され、ブラッドフォード大学のオーエン・グリーン教授が「治安と開発の統合—課題と優先順位」と題して概略次のような報告をしました。

 「開発援助機関は伝統的に治安問題からは距離を置いてきたが、最近では紛争と治安と開発の三者の密接な関係が認識されるようになり、とくに紛争の予防、管理、削減(CPMR)を念頭に置いた開発援助ガイドラインがOECD/DACなどで整備されてきた。さらに最近では紛争に陥りやすい脆弱国家の問題もあり、DDR(武装解除、動員解除、社会復帰)、SSR(治安部門改革)、SALW(小型武器問題)などの治安問題にも配慮する包括的開発援助政策が重視されるようになってきた。企画から実施までのすべての段階で問題の十分な理解と評価が必要であるのみか、内外のどのパートナーと組むかの問題など、多くの要素が複雑に絡んでいるので、最善を尽くしても挫折はあり得る状況である。未だ決して満足できる状況ではないが、経験を積むことにより対応能力は着実に向上してきている。」

 以上の報告を受けて勉強会参加者たちとの間で活発な意見交換が行われました。

 なお、別途ご案内しましたようにグリーン教授は以上の勉強会に先立ち14日午後には国連大学で外務省と当センターが共催した公開講演会において小型武器問題につき講演されました。

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