エルサレム旧市街アル・ハラム・アッシャリフー神殿領域にて暴動再発 | 2000/10/1 |  | 係争地ラケル廟手前 | 28日(木)にリクード党首シャロン氏がエルサレム旧市街アル・ハラム・アッシャリフー神殿領域へ訪れたことへの反発から始まった、パレスティナ人住民とイスラエル警察・軍との衝突は、鎮圧されたものとみられたが、29日(金)のモスクの礼拝の後、再び衝突が起こった。アル・ハラム・アッシャリフー神殿領域へ礼拝に来ていたパレスティナ人住民が西の壁前広場へ入り込もうとし、イスラエル警察がそれを阻止。パレスティナ人住民による激しい投石が行われた。イスラエル警察のゴム弾発砲により4人死亡、数十人が負傷と報じられた。おりしも29日はユダヤ暦の新年であり、年が始まる日没前には完全に制圧された模様。29日午後にはベツレヘムでも、エルサレムとのチェックポイント付近にあるユダヤ教聖地「ラケル廟」前で投石が行われた模様。 30日(土)、10月1日(日)にも、西岸、ガザ各地に暴動が飛び火し、多数の死傷者が出ている模様。ベツレヘムではラケル廟前にて投石が繰り返されている模様。現場付近に住むNGO職員に30日電話で問い合わせたところ、「催涙ガス弾によるガスが風に運ばれてきて、涙が出た。投石している群集の声が聞こえる」とのこと。1日にはラケル廟前で車に火がつけられ投石が続いていたとも。ガザ、ヘブロン等でも暴動が続き、亡くなったパレスティナ人の葬式における抗議デモから今後さらに暴動が発展する恐れもある。30日にはパレスティナ全域でゼネラル・ストライキが呼びかけられ、ベツレヘムでも多くの店が閉まった。学校などでは2日まで3日間のストをするとのこと。 中東代表事務所のあるベツレヘム旧市街では、一日中銃弾と救急車のサイレンが聞こえ、生誕教会前広場での催し(現在はベツレヘムにて「ケルン祭」)が今回の暴動の影響で中止になるなど、緊張しているが、ラケル廟等、衝突地点からは離れた山の上に位置するため、今のところ平穏。 今回の暴動により、10月1日17時現在で合計25人の死者・500人以上の負傷者が出ているとのことである。 以上 |