| (1) 中東事務所の開設 2000年1月、伊藤憲一運営委員長と阿曽村邦昭参与は、在中東事務所の立ち上げ調査及び現地関係各方面と今後の協力関係樹立のため、予防外交海外派遣隊のパレスチナ入りに同行して、イスラエルを訪れた。イスラエルでは、米国NGOのカソリック・リリーフ・サービス(CRS)やパレスチナのデヘイシュ難民キャンプ内にある現地NGOのイブダ文化センターと以下の事業の実施に関し基本合意に達した。同年5月、在中東代表事務所をベツレヘムに開設し、石塚信弘代表代行を派遣した。2001年4月からは、小林安吏代表代行が同事業を引続き推進した。小林代表代行は、激動するイスラエル・パレスチナ情勢に振り回されつつも、現地NGOと協力関係を築き事業を実施してきたが、紛争の激化に伴い、約1年間の活動後、2001年6月に在中東事務所を一時閉鎖し、帰国した。2001年6月までの現地での主な事業は次の通りである。 (2) 投石防止プログラム 当センターは、2000年10月よりイブダ文化センターとともに、「投石防止プログラム」を計9回実施した。このプログラムは、難民キャンプの子どもたちが普通の子どもらしく遊ぶ機会(合唱、アラブ伝統舞踊、折り紙など)と場所を提供することにによって、子どもたちが、暴力的な行為に走らないようにすることを目的として実施され、総勢550人の子どもたちが参加した。 | | | 投石防止プログラムでイマジンを歌う子どもたちと 石塚信弘所員(左から3番目) | (3) 煽動防止プロジェクト 当センターは、2000年12月よりCRSと共催で「煽動防止プロジェクト」を実施した。このプロジェクトは、イスラエル側、パレスチナ側双方の若者を対象にワークショップ形式の平和教育を実施し、宗教的・政治的な勢力が宗教的シンボルを悪用して、民衆を煽動し、暴力的な運動をそそのかすことを防止する目的で実施した。 (4) コンピューター教育事業 当センターは、2001年1月より現地の青少年教育において実績のあるイブダ文化センターに総額1万ドル相当のコンピューター・システム一式を提供し、共同でパレスチナ青少年へのコンピューター教育事業を実施した。この事業の目的は二つあり、第一は青少年の投石参加により負傷・死亡事件が多発するパレスチナで、青少年を文化的活動に向かわせることが、投石への参加を防止することがであり、第二は60近くの難民キャンプで孤立して暮らしている難民相互間の通信や外部世界との意思疎通を容易にすることである。 「現地からの報告-その他の地域-パレスチナ」はここをクリック 更新日:2003/5/25 |▲日本紛争予防センター(JCCP)日本語トップへ||[email protected]| |