地雷除去への取組み
宗教間平和会議
紛争予防ワークショップ等
原点:南西アジア事務所の開設
現地からの報告-スリランカ


・ 地雷除去への取組み

 スリランカの平和構築に大きな障害となっているのは150万個ともいわれる地雷の存在である。この除去なくしては帰還民の安全、農業ひいては学校教育までもが、脅威にさらされる。当センターは、和平への交渉が開始されたいま、この問題に真正面から取組むことを決意し、2002年12月には現地調査を実施した。その結果を踏まえ、近く北中部地区のバブニヤに地雷除去センターを設立し、UNDP(国連開発計画)の協力を得て、まず活動に必要な地雷除去要員の養成準備に取りかかる予定。

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地雷除去現場の辰巳竜悟事務局員


・ 宗教間平和会議

 
当センターは、現地NGOであるセワランカ財団との共催により、宗教間平和会議を開催した。同国北東部のトリンコマリーで実施された2001年10月の同会議には四大宗教の指導者のみならず、各国大使、国際機関関係者も参加し、4日間にわたり活発な討議が行われた。スリランカのような多宗教社会における宗教指導者の影響力は極めて大きい。この会議は異宗教間の対話を促進し、その後の和平達成に大きく貢献した。

スリランカ北東部のトリンコマリーにおける
当センター共催の宗教間平和会議


・ 紛争予防ワークショップ等

 当センターは、2000年12月より2001年2月までの間に計5回、NPCとの共催で、地域リーダーを対象に紛争の本質に関する理解や対話のスキルの養成を目的とした「紛争予防ワークショップ」を運営した。また、2001年1月より現地NGOのコミュニティー・トラスト・ファンド(CTF)と提携して「平和構築ワークショプ」を計16回開催した。これは、プッタラム及びアムダラプラ州のコミュニティーの民族融和を目的としたもので、シンハラ・ムスリム・タミールの各民族の若者を毎回30名集めて実施している。また、警察官に対する「人権教育ワークショップ」も2002年2月から2003年1月までの間に計7回開催した。これは、警察官の意識改革をすることを目的に、各回30人の警察官を対象に実施している。


・ 原点:南西アジア事務所の開設

スリランカ地図


 1999年11月、予防外交海外派遣隊がスリランカにて2ヶ月間の研修を行うため出発した。さらに、2000年1月、伊藤憲一運営委員長阿曽村邦昭参与はその激励と在南西アジア代表事務所の立ち上げ調査及び現地関係各方面と今後の協力関係樹立のためスリランカを訪れた。滞在中、スリランカの代表的な紛争予防NGOであるナショナル・ピース・カウンシル(NPC)とセンター・フォー・デベロップメント・オールタナティブ(CDA)等と基本的協力に関する合意に達した。同年8月、在南西アジア代表事務所をコロンボに開設し、野崎威三男代表池上善晴所員を派遣した。2003年6月よりは、笹井英毅代表(アフガニスタン代表兼務)のもとで、辰巳竜悟一志康洋望月大平各所員が引き続き業務を推進している。2003年3月末までの主なスリランカでの事業は次の通りである。