| 当センターは、国際コミュニケーション基金の助成を受け、1月22から30日まで24時間9日間にわたり、全世界を対象に英語を使用言語とする第4回「紛争予防のためのe-シンポジウム」を開催した。この企画は、ジャパン・タイムズ紙およびTIMSSE(The Transatlantic Internet/Multimedia Seminar Southeastern Europe)の支援と協力を受けつつ、インターネット(http://www.dwcw.org/4th_e-symposium/)上で実施された。 今回のテーマは、「紛争予防におけるNGOおよび非国家アクターの役割」であったが、時宜に適したテーマとして大きな反響を呼んだ。ペンシルベニア大学名誉教授のパルマッター氏、中央アフリカの平和のための国際センター(ICPCA)理事長のカンバラ氏、USAIDイラク復興事業コンサルタントのジュリシッチ氏等、18名の著名なパネリストによる基調講演に続き、53カ国、88名の参加者から活発な発言が投稿の形で寄せられた。インターネット上の登録者の数も92カ国、620名に及んだ。 昨年5月に開催された第3回e‐シンポジウムではアクセス数は2086件、投稿数は160件であったが、今回はアクセス数は実に5218件、投稿数も211件に達した。 今回のe―シンポジウムでは、非政府組織が対話促進、情報収集、草の根レベルでの援助等を通じ紛争予防の主要な役割の担い手になっているとの認識が共有された。
外務省からの助成決定を受け、当センターは直ちに地雷除去事業に必要となる地雷探知機、プロテクター、地雷爆破装置等といった機材を世界各国のメーカーへ発注し、さらに予定されている現地地雷除去要員の採用手続きを開始した。 100名を超える応募者から選抜された47名の現地要員候補者は、2月16日から3週間、当センターの辰巳竜悟、テクニカル・アドバイザーより地雷と人道的地雷除去に関する概論、実際の除去作業、負傷時の応急処置等の、地雷除去事業開始前に習得が必須とされている基礎的教育や訓練を受けた。この訓練を通して、最終的に37名が地雷除去チームの現地人リーダー、除去要員、医療要員として選抜され、さらに別途採用された運転手と通訳を含めると総勢46名の地雷除去チームが編制された。この体制による実際の地雷除去作業は3月17日スタートした。 当センターがカンボジアのコンポントム州アンドンポ村で進めてきた小学校改修工事が、このほど完成し、約700名の児童が授業を受けることが可能となった。この事業は、鳥取県八頭高校(当センター田中剛カンボジア代表の出身校)同窓会より120万円のご寄附をいただき、実現した。小学校は「ヤズ・アンドンポ小学校」と命名され、12月7日の同小学校校庭での「校舎引渡竣工式典」には八頭高校同窓会有志25名も参加した。
2月15日から23日まで当センターの堂之脇光朗副会長は、スリランカ、カンボジアを歴訪し、当センターの紛争予防活動の第一線を視察するとともに、現地各方面関係者と会談した。 スリランカでは、ウィクラマシンハ首相や須田明夫大使などと会見し、スリランカ和平の見通しについて考えを聴くとともに、ダナパラ元国連事務次長やゴダゲ元EU大使と懇談した。当センターが3月に地雷除去作業を開始した北部のバブニアも訪ね、辰巳竜悟専門家をはじめとする現地スタッフを激励した。 カンボジアでは高橋文明大使と懇談したほか、当センターが小型武器回収事業を実施しているコンポンチュナン州にスー・ピリン知事を訪ねた。
2月1日から1ヶ月間、当センターは一志康洋テクニカル・アドバイザー(TA)、奥村信司、林裕両TA候補生の3名をアフガニスタンのカブールに派遣し、デンマーク地雷除去グループ(DDG)からEOD訓練を受けさせた。EODとは“Explosive Ordnance Disposal” の略語で「爆発物処理」を意味する。 この訓練の目的は、地雷、不発弾などの「爆発物処理」の理論と実際を学ぶことで、この訓練は、当センターがスリランカで開始した地雷除去事業やカンボジアで実施している小型武器回収事業等を、将来さらに発展させてゆく上で、当センターの処理能力を大きく高めるものと期待されている。
さる1月15日、当センター会議室にて伊藤憲一理事長他理事、監事7名の出席を得て第6回理事会が、また2月5日、国際文化会館にて斎藤直樹支持会員(議長)他正会員64名(議決権行使書出席者を含む)の出席を得て、第4回通常総会がそれぞれ開催された。
10月24日より12月20日まで、紛争予防市民大学院「第5期海外研修コース」がスリランカおよびカンボジアで実施された。8月に実施された「第5期セミナー・コース」の修了者の中から選抜された山田浩史ら5名は、スリランカではLTTE(タミール・イーラム解放の虎)本部にて聞き取り調査を行なう等、「講義」「演習」「地方視察」「調査」「実務研修」の5項目からなる研修を受け、最後に研修報告書を書き上げた。カンボジアでは、オダミンチェ州で当センターの実施する「小型武器回収キャンペーン」に参加した他、地雷処理現場等も視察した。
昨年12月1日以降本年2月29日迄の間のご助成・ご寄付(3千円以上)は、次のとおり。 外務省 48万米ドル
事務局員の古本が1月に2週間スリランカへ調査出張に行ってきました。スリランカの復興開発に関わる日本のNGOネットワークの現状と課題の調査が任務で、JCCPが地雷除去に取り組むバブニアのある北部から中部高原地帯ヌワラエリヤまで各地を歴訪しました。古本は、以前半年間JCCPスリランカ事務所に勤務した経験があり、それが役に立ったようです。
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