| 第3回e-シンポジウム開催 79カ国から参加者333人 当センターは、社団法人東京倶楽部の助成を受け、5月22日から30日まで24時間9日間にわたり英語を使用言語とする第3回「紛争予防のためのe-シンポジウム」をジャパン・タイムズ紙との共催によりインターネット(www.dwcw.org/3rd_e-symposium)上で開催した。今回のテーマは、‘Terrorists or Freedom Fighters? How Can Peace be Achieved in Palestine, Chechnya and Other Conflict Zones?’。パスクー・ルーマニア国防相、ザートマン・ジョンズホプキンス大教授、ヌハーエフ前チェチェン共和国副首相など7名から基調報告がなされたあと、41カ国の64人から160件の投稿があった。また、79カ国の333人が登録し、アクセス件数は2086件であった。世界中の紛争予防専門家や関係者の間では唯一のこの種の世界的なシンポジウムとしてその意義を高く評価された。パレスチナ、チェチェンの他、カシミール、スリランカ等の紛争も活発な議論の対象となった。平和実現の妙手は合意されなかったが、テロリストであれ自由の戦士であれ暴力だけで紛争を解決することはできないこと、非暴力的解決を促進するためには当事者間の対話だけでなく、中立的な第三者の調停が必要なこと、しかし現在の国連に期待できる役割には限界があること等が、指摘された。次回シンポジウムは、来年初頭開催の予定。 スリランカ・バブニヤで「市民平和会議」開催さる スリランカでは20年間続いた紛争の停戦合意が成立し、政府とLTTE間で和平交渉が進んでいるが、市民レベルでの関与は殆どない。 当センターは、市民レベルでの南北間、民族間の相互理解増進をめざして、さる3月7日から9日の間、スリランカ北部の都市バブニヤにて、現地NGOの協力も得て、和平プロセスを市民レベルから支援することを目的とした「市民平和会議」を開催した。 会議には、各地市民社会の代表者、政府関係者、LTTEメンバー等を含め、110名が参加し、和平に関する意見交換の他、開発、人権、和解のための行動プラン作成の提案も決議され、和平推進を支援する会議となった。 通常総会、理事会開催 当センターの平成15年度の事業計画案、収支予算案を審議し、第2期役員を選任するための通常総会が3月19日に、理事会が3月7日、19日にそれぞれ相次いで開催された。 通常総会による第2期理事選出のあと開催された理事会では、第2期役員として、明石会長、堂之脇副会長、伊藤理事長、阿曽村所長の留任が提案され、いずれも満場一致で承認された。 「デンマーク地雷除去グループ」と 技術提携合意 当センターが地雷除去事業に本格的に進出する基本方針を決定したことは、本会報前号で既報のとおりだが、当センターにとって当面最大の課題は、地雷除去組織としてのキャパシティ構築。地雷除去技術等の国際的基準を定めたIMAS(国際地雷対策基準)をクリアしなければならない。地雷除去作業は生命の危険と隣り合わせの作業であり、高度の専門的技術水準が要求されるからだ。 当センターは5月26日から31日まで阿曽村邦昭所長をコペンハーゲンに派遣し、有力な国際地雷除去団体の一つである「デンマーク地雷除去グループ」(DDG)に今後の技術指導を要請し、ビショフ代表から快諾を得た。 DDGとは、すでにスリランカにおいて当センターの専門家辰巳竜悟がウィラードセン現地代表と今後の訓練計画の立案作業に入っている。 DDGは当センターの地雷除去チーム(日本人リーダー、スリランカ人要員)の訓練の他、将来は世界各地での当センターとの共同地雷除去事業実施にも意欲を示している。
会 員 の 広 場 儚い夢 顧問 近衞忠煇 安保理に愛想を尽かしたアメリカ等によるイラクへの軍事介入は、人類が未だ紛争を予防する術を見出していないことを改めて思い知らせた。そうであるならばせめて、紛争当事者は基本的なグローバルスタンダードである国際人道法を遵守することによって、一般市民の被害を最小限に止め、傷病者や捕虜を人道的に遇し、文化財を破壊や略奪から守ることに全力を上げるべきだ。 歴史を振り返るならば、正々堂々と闘われた戦は、例えどんなに熾烈であっても友好を育みこそすれ、怨念を刻むことは滅多になかった。報復が報復の連鎖を招く愚を繰り返さないための知恵であり、平和へのささやかな希望でもある国際人道法に、我が国も今こそ真剣に取り組むべきではなかろうか。(日本赤十字社副社長) | ブータンにて思うこと 一般会員 野崎威三男 ブータンのJICA事務所に赴任して早いもので一年が過ぎた。以前赴任していたヨルダンとスリランカの経験からすると、ブータンは平和そのものである。勿論南部国境地帯にゲリラが居るが、これはインドの反政府ゲリラがインド軍に追われて逃げ込み、キャンプ地を設営したものである。現在は国王が先頭に立ってゲリラと交渉し、平和的解決に努力している。 パレスチナ、スリランカと紛争の現場を経験して来たが、紛争は死と破壊のみで何も生み出さない。その犠牲者は常に一般民衆、特に弱者(女性、子供)である。紛争は基本的には利害・利権に関わる争いで、極く一部の者がそれで大儲けしている現実がある。紛争予防、再発防止のためJCCPの今後の活躍を願っている。(JICAシニア海外ボランティア調整員) | 特別基金募金キャンペーン終了 2000年12月以来実施してきた「日本紛争予防センター特別基金」募金キャンペーンは、本年4月末日完了した。ここに感謝を込めてご芳志を頂いた皆様のお名前を掲載する。尚、今後ともお志のある方のご寄附は受け付ける。 口数 | ご 芳 名 | 600 | 日本国際フォーラム | 200 | 伊藤憲一、グローバル・フォーラム | 80 | 堂之脇光朗 | 60 | キッコーマン | 55 | 阿曽村邦昭 | 50 | ジャパンタイムズ、読売新聞社、時事通信社、オムロン、トヨタ自動車 | 30 | 伊藤憲一事務所、全日本空輸 | 25 | 瀬崎克己 | 20 | 明石康、新日本製鉄、東京電力 | 18 | 国際開発ジャーナル社 | 11 | 石井一ニ | 10 | 清水義和、柿澤弘治、小林学、立正佼成会一食平和基金、中野利弘、日米文化振興会、ジーフォーン | 9 | 教育新聞社 | 6 | キュール国際緊急援助隊、高井晉、辰野、神谷万丈、国際開発救援財団 | 5 | 吉田康彦、風の学校、鵜野公郎、小林龍夫、日本海事新聞社、加藤博久、森本敏、茂木賢三郎、太田赳、さわやか法律事務所、市川伊三夫、パシフィックグレーンセンター、ビル代行、前田武志、大河原良雄、太田博、ワールド・ビジョン・ジャパン、森井敏晴、アトックス | 4 | 数原孝憲、桧垣馨二、内田忠男事務所、溝口道郎、田中剛 | 3 | 吉田春樹、大島賢三、永野茂門、澤井昭之、土屋品子、平野鍾、河田豊、池上善晴、谷川和穂 | 2 | 袴田茂樹、梅沢鳳舞、伊藤禮史、田久保忠衛、佐々事務所、江畑謙介、高尾昭、真野輝彦、杉浦芳樹、木村明生、志鳥学修、浜田卓二郎、井出清、武内茂和、山内昌之、西原正、小山清ニ、木村治美、白石武夫、塩崎恭久、伊藤英成、小山内高行、野崎威三男、吹浦忠正、中川誠志、福島安紀子、大木基、佐藤嘉恭、渡邉泰造、石川暁子、谷垣禎一、西山昌圀、本多秀男、成田繁、遠藤廣作、中根正介、阿部尚文、伊藤重夫、山口達男、太田正利、浦野起央、片倉邦雄、斎藤彰、早川正明、野口晏男、国際協力出版会、斎藤諦淳 | 1 | 小川和久、福井祐輔、田中明彦、猪口邦子、畑恵、ICA文化事業協会、新旅行、荒井好民、高村正彦、日本キリスト教青年会同盟、遠藤浩一、篠塚徹、森健、斎藤直樹、大西恒成、友田錫、福川伸次、沢英武、情報ソフト研究所、宮川渉、遠藤象三、猪瀬直樹、坂本正弘、伊勢桃代、納家正嗣、阿部康典、日下部禧代子、宮内淑子、中川正春、首藤信彦、河合三良、細田博之、古賀健詔、高原明生、藤田幸久、小川元、猪谷千春、丸井工文社、入山映、宮崎幸雄、小池百合子、野村和三郎、宇野真人、高田瑞穂、桂彰彦、小森静、橋本好央、森永正幹、河合良秋、坂井隆憲、原富士男、遠藤ゆかり、橋本満洲雄、大蔵雄之助、藤保惟通、中原眞、野田宣雄、小此木政夫、山田博幸、桑原千代、船田元、田中靖政、田島高志、糠沢和夫、加地伸行、久保文明、中村厚、三海敏昭、江坂元穂、広瀬佳一、近衞忠煇、萩原理実 | 新規入会会員の紹介 | 〔3月-5月〕 | | 支持会員 | [1口]峯岸弘至 | | 一般会員 | [1口]吹浦忠正、大島正儀、永井重信(入会日付順) | 助成金・寄付金 本年3月1日以降5月31日迄の間のご助成・ご寄付は、次のとおり。 東京倶楽部 275万円 ありがとう基金 100万円 伊藤憲一 100万円 国際コミュニケーション基金 75万円 阿曽村邦昭 60万円 比較文化研究センター 40万円 中尾光伸 250米ドル センター活動日誌(3-5月) | 3月1-2日 | 第8回警察官人権教育ワークショップ開催(スリランカ) | | 3月7日 | 第3回理事会開催(伊藤憲一理事長他9名) | | 3月7-9日 | 市民平和会議(スリランカ) | 3月17日 -6月16日 | 地雷除去事業調査員スリランカ派遣(辰巳竜悟) | | 3月19日 | 第2回通常総会開催(高井晉議長他70名) | | 3月19日 | 第4回理事会開催(伊藤理事長他7名) | | 3月20日 | 第151回国際政経懇話会(堀井昭成日本銀行国際局長他18名) | | 3月20日 | 鳴海ゆきの在カンボジア代表事務所員、プノンペンへ出発 | | 4月18日 | 第152回国際政経懇話会(齋木昭隆外務省アジア大洋局参事官他23名) | | 5月13日 | 東京リサーチ・インターナショナル主催講演会「平和構築と開発」にて講演(阿曽村邦昭所長) | | 5月19日 | 菊池宣洋在アフガニスタン代表事務所員、カブールへ出発 | | 5月26日 | 第153回国際政経懇話会(小倉和夫前駐フランス大使他25名) | | 5月26日-30日 | 阿曽村所長、DDGと交渉のためコペンハーゲンへ出張 | 事務局便り 3月には鳴海ゆきのがカンボジアに、5月には菊池宣洋がアフガニスタンに、それぞれ旅立ちました。現地での活躍が期待されます。 [△ Page Top] |